今日聴いたもの

On The Track / Leon Redbone
75年。オールドタイミーなアコースティック・スウィング・ミュージック。ジャズをはじめカントリー、ハワイアン、ブルースなど引き出しの多いアコギの技巧的なプレイに、シンプルなようで結構作りこまれたアレンジが素晴らしい。荒くれ男の鼻歌のような歌声も架空のノスタルジック感を増幅。凝った展開のスウィング・ブルース"Big Time Woman"あたり最高。
Pop Artificielle / lb
アトムハートの00年盤。エレクトロ・サウンドヴォコーダー・ヴォイスでジェイムス・ブラウンジョン・レノンといったポップス・クラシックをカヴァー。エリック・サティン名義のアルバムなんかでも片鱗が伺えたポップス志向が全開になってる感じで、70年頃のムーグものレコードに通じるイージーリスニングな雰囲気とフリーキーなリズム・トラックがいいバランスで同居。"Jelous Guy"や"Angie"といったちょっと苦手なバラード系の曲の良さを再発見した。ベスト・トラックは奇妙にねじれたテクノポップに料理された"Ashes To Ashes"かな。