今日聴いたもの

This Is Melting Pot Music - Compiled By DJ Olski
05年。メルティング・ポット・ミュージックというドイツのレーベルのコンピ。とても21世紀の音とは思えないディープ・ファンク集。想像以上に面白かった。次々に繰り出される平均3分間程度のチープでトワイライトな楽曲の数々は、ガレージ・ロック・ファンがファンク入門するのに最適な気もする。実際R&Bビートのガレージ・ロックやファズ・ギターをフィーチャーした哀愁フォーク・ロックなんかも収録されてるし。
"Four Hills (Short Cut) / DJ Day"(ザラザラしたファンク・ビートにイージリスニング・コーラス)
"Soul '69 / A-KO"(レコードの針音をサンプリングした激烈ガレージ・ファンク)
"All Hail The Queen / Queen Eve & The Kings"(フルートとオルガンがめちゃくちゃファンキー)
"Blood Money / Devil McDoom"(ブラック・ムーヴィー・サントラ風。アブストラクト・ファンク)
"Untitled / A-KO"(ストレンジ!)
Green Velvet / Green Velvet
90年代にシングルで発表したトラックを集めた00年の編集盤。一瞬テクノかなと思うエレクトロ/ボディ色の強いインダストリアルな音だけど、基本的には多分ハウス。結構喋ったり歌ったりしてる曲が多くて、"Answering Machine"の訳詩を読む限りではかなりバカバカしい内容みたい。音がかなりファンキーでカッコイイだけにコトバとのギャップは強烈なんだろうなあ。一貫してかなりゴリゴリなんでアルバムずっと聞いてると飽きてくるけど、DAFを思わせるエレクトロ・パンク・ディスコの"Thoughts"や、スペーシーなテクノ・トラックに乗って延々ナレーションを聞かせたかと思うとアブストラクトなハウスに変わる"Abduction"とか好き。