今日聴いたもの

Barracuda / Quantum Jump
77年2ndに別ミックス曲など追加したVoiceprint再発盤。モダン・ポップ/プログレ的な凝った曲展開とAORっぽいファンキー&メロウ・ムードが同居した独特な世界。浮遊感に満ちた不思議ファンキー・ロックのタイトル曲やモダンなヴォードヴィル・ポップ"Don't Look Now"など、どれもヒネクレてるんだけどイイ曲が多い。コレは意外な拾い物。マシナリーなパーカッションが印象的なメロウAOR"Starbright Park"やスペーシーなディスコ・ロック"Europe on a Dollar a Day"あたりの曲で80年代っぽいシャープなアレンジが顔を覗かせてるのは、さすがにルパート・ハインという感じ。ボーナス収録されてる"Summer In The City"のファンキー解釈もナイス。
Let's Go Euro
96年。ZYX Musicというレーベルから出てるコンピ。1曲目にAfrika Bambaataaの名前があったんでエレクトロ系かと思ったら全編ユーロビート/トランス系だった。女性ヴォーカルを擁した歌謡トランスを中心に全17曲。この手ではやはり極端に早いテンポのトラックに早回しヴォーカルが乗る"Bright Eyes / Paco"、"Who Is Elvis'95 / Interactive"みたいな激アッパー・タイプかガール・ポップス的な"Ode To My Family / Ororo"、"An Angel / Jam Tronik"みたいな曲が好き。あとは打ち込みマーチング・バンド風のインストに掛け声が乗る"La Cucamarcha / TNN"もユニークで面白い。