今日聴いたもの

Rising Cost Of Love / Loose Change
サルソウル・レコードのミキサーがプロデュースした女性3人組ディスコ・グループの79年のアルバム。メロウ&ノスタルジックな流麗NYディスコ・スタイルの1曲目"Babe"はアルバムへの期待が高まる高揚感に満ちた名曲。2曲目以降は割と歌謡曲っぽい下世話なディスコ・ソングが並んでて、筒美京平のオリエンタル・ディスコ歌謡を思わせる"Darling, That's Me"とか好きな感じ。アルバムは後半はミディアム・テンポのメロウ・ソウルのタイトル曲とか結構ソウル濃度が増してきて、ボーナス・トラックのニール・セダカ・カヴァー"You Never Done It Like That"なんかはほのかなサザンソウル・テイストも。P-VINE再発盤。
All Across The U.S.A. 80 Live / Plastics
80年のアメリカでのライブの模様を収めたアルバム(タイトルから推測)。ヒステリックに声を裏返すいかにもニューウェイヴ流儀なヴォーカル・スタイルが昔からちょっと鼻につくところもあるんだけど、特に"Diamond Head"や"Last Trian To Clarksville"みたいなカヴァー曲で発揮されるポップな存在感は魅力的。あと、チープなリズムとシンセのフレーズにザックリとしたノーウェイヴ風ギターが絡む気持ち良さはレコード音源では味わえなかった新たな魅力。