今日聴いたもの

Greatest Hits (Ten Years And Change 1979-1991) / Starship
ジェファーソン・スターシップ後期からスターシップ時代にかけてのベスト盤。大分前に"シスコはロック・シティ"をラジオで聞いて実はイイ曲だったんだなあと思って以来、ちゃんと聞いてみたかったグループ。いわゆる「産業」な音なんだけど、特に80年前後のジェファーソン時代の曲は、フックがいっぱいのメロディとアレンジ、ノイジーだけど甘酸っぱいギターサウンドやグレイス・スリックのハイトーン・ヴォイスに意外なくらいときめいてしまった。コレもエヴァーグリーンだなあ。ただし「フープラ」以降の80年代後半の曲はかなり骨太になってしまっていてツライ。
"Jane"(ディスコ入り歌謡ハードロック)
"Stranger"(金属的なギターが気持ち良いファンキー歌謡ハード)
"No Way Out"(ハードAOR。サビの開放感が爽快)
In Your Face / Fishbone
86年。10代のころ以来久しぶりの盤。もっと黒い音だったような気がしたけど、2トーンの影響が色濃い軽妙なポップ・ナンバーが並んでて意外。ジャケの印象に引きずられてたのかな。美メロと勢いで聞かせる"When Problems Arise"やヒップなオルガンとシンセが絡むファンキー・チューン"Knock It"あたりがフェイバリット。全体的に漂うエレポ風味も気持ちイイ。
At Home / Lambert And Nuttycombe
70年。アコギ2本のみのシンプルなアレンジで、優しく物悲しい、時にサイケデリックなメロディを、囁き呟くような歌声で聞かせるフォーク・アルバム。フワフワと漂うような"Morning"を初め、60年代グルーミー・ポップスを思わせる雰囲気がたまらない"Ode To Drugon"(珍しく派手な展開あり)、"Putting Myself Together Again"、"Heaven Knows (Where I've Been)"、哀愁たっぷりな"Clover"あたりが特にお気に入り。S&G、ドノヴァン、ケヴィン・エアーズなど思い出した。ユニバーサルの「名盤の殿堂」シリーズ再発。