今日聴いたもの

Invisible Movies / Slipper
00年リフレックス盤。生音メインのサウンドトラック〜ラウンジ系ブレイクビーツ。ホラーやサスペンス・タッチの曲想が多くて、時々トリップ・ホップみたいになる瞬間も。アルバム冒頭のおどろおどろしくもユーモラスな幽霊ラウンジ"Kwatzipetal"がベスト。
Yankees / Bailey - Lewis - Zorn
セルロイドから出ていた83年のアルバムのCharly再発盤。昔、フリー・インプロ音楽を聞き漁っていた頃に聞きたくてしょうがなかったんだけど、結局手に入らずじまいだったアルバム。ジョン・ゾーンデレク・ベイリージョン・ゾーンが三つ巴でキコキコ、ギーギー、プワープワーとミニマル&フリーに対話する、まさに(当時の自分の)期待通りの内容。だけど、ジョン・ゾーンのゲーム・コールのユーモラスな響きが、フリー系音楽が陥りがちな極度な抽象性を緩和して、シリアスになりすぎず結構リラックスして楽しめるアルバムになってる。デレク・ベイリー関連では飛びぬけてポップな1枚では。
Prima Norsk 3 - The Space Disco Edition
Beatservice Recordsというところから出てるディスコ〜ニューウェイヴ・ハウス系コンピ。タワレコで試聴して一発で気に入ってしまった。ハードエッジなスタイリッシュさとユーロ・ディスコ的な下世話さが同居したダンス・ミュージックが満載で、多くのトラックで聞ける、時にユーモラス、時に哀愁に満ちたシンセが妙に琴線に触れる。ユーロ・ディスコ・パンクという趣の"Future Into The Future / Lindostrom & Prins Thomas"や初期YMO的なキャッチーさが魅力の"Gul Boss / Olav Brekke & Sideshow Jogge"あたりがすごく好き。後半は普通にディスコ・パンクやってる曲が多くて若干オモシロ度か低下。