今日聴いたもの

Wonder Boy Plus / The Aluminum Group
95年の1stにボーナストラックを追加した99年再発盤。ドラムレスなシンプルなアレンジでジャジー・フォークやボッサな楽曲を聞かせる、80年代ネオアコ的なグルーミーで静謐なサウンド。とりあえず冒頭の3曲が素晴らしい。なかでも昭和40年代のチョコレートのCM曲みたいな"Beatrice"の洒脱さにやられた。ボーナストラックはドラム入りで、これもやはり80年代ネオアコ・バンドのよう。
Harpsichord 2000
00年。S.H.A.D.O.というレーベルから出てる、インディ・ポップのコンピ。MomusやStereo Total、Secret Gold Fishあたりを除くとほとんど名前を聞いたことのないグループばっかり。タイトル通り、全ての曲でハープシコードが使用されてて、普通のインディ・ギター・ポップにハープシコードが絡んでるだけのものから、かなり本気な60'sリバイバルなものまでバラエティに富んだ楽曲が全23曲。サイケでゴーゴーな"Babear and Celeste / The Secret Goldfish"、テルミンハープシコードの絡みが奇妙で懐かしいボッサ・チューン"Fute Robot / Micromars"、昭和テイスト満点なハーモニー・タンゴ・ポップ"Dial 'S' for siren / The Barry Gemso Experience"がお気に入り。
おなじ空の下 / amin[アミン]
04年。上海出身の女性シンガーの日本製作アルバム。ウーロン茶のCMソングに起用されたというのも納得な心洗われるピュアな歌声の持ち主で、そんな声質を生かした清純なトラッド/フォーク・テイストの楽曲が中心。なんだけど、時々聞ける、打ち込みリズムトラックにバンジョーマンドリンなどのアコースティック楽器が絡む曲がなんだかインド映画音楽的なモンド感に溢れてて、むしろその路線の曲に惹かれる。ベストトラックはラテンな"さよならを教えて"カヴァーとエレポップ歌謡っぽい"これからもう会えなくなるのかな"。