今日聴いたもの

Reason To Believe (The Best Of) / Tim Hardin
やたらとチープなジャケだけど一応ポリドールから出てるベスト盤。この人の音源はちゃんと聞いたことなかったんで、"Reason To Believe"(ペギー・リーのカヴァーが好きだった)、"Misty Roses"(コリン・ブランストーン!)、"If I Were A Carpenter"、"Black Sheep Boy"(ポール・ウェラーのカヴァーが懐かしい)といった有名曲がまとめて聴ける初心者向けの選曲が嬉しい。フォークのイメージが強かったんだけど、結構オーケストラルでジャジーな曲が多くて、時にはR&Bフォークロックとでもいうべき"Smugglin' Man"みたいなユニークな曲があったりして、意外に一筋縄ではいかない音楽性。そして、とにかくメロディのイイ曲が多い。
The Great Memphis Sound / The Mar-keys
66年。今にも激しいシャウトが聞こえてきそうな、典型的なサザン・ソウル・スタイルのアンサンブルを聞かせるインスト・バンド。いかにもな楽曲群に紛れ込んでる、薄味なイージー・リスニング風の"The Girl From Ipanema"や昭和ゴーゴー喫茶系の"In The Mood"見たいな曲にハッとする。ベスト・トラックは、ほんのりエキゾティックなR&Bインストがマーチになる冒頭の面白ナンバー"Honey Pot"。
The Wild Magnolias / The Wild Magnolias
74年。ジャケの雰囲気からもっと土着的な音を想像してたら、ド迫力なファンク・サウンドが全開でビックリ。ミーターズともまた違うジャム・バンド的な佇まいで、ひたすらうねる骨太サウンドにシビレる。こういうのをセカンド・ライン・ファンクっていうのかな?スモーキーなヴォーカルにチンピラなユニゾン・コーラスが絡むファンク・ソウルの"Smoke My Peace Pipe (Smoke It Right)"と"Two Way Pak E Way"が最高。あとは"福生ストラット"を思い出す"(Somebody Got)Soul, Soul, Soul"なんかも。