今日聴いたもの

Fake Songs / Liam Lynch
03年。いろんなタイプの曲を矢継ぎ早に全20曲36分。ポール・マッカートニーに直接作曲の手ほどきを受けたっていう経歴から、凝ったメロディを聞かせる曲が多いかと思ったけど、意外にストレートでシンプルな作風で、むしろガレージやハードロック的な曲が目立つ感じ。グラムっぽいのも多いかな。ビョークデヴィッド・ボウイトーキング・ヘッズなど何曲か収録されてるモノマネ・ソングは、よく特徴を掴んでるなあとは思うけど、突き抜けて迫ってくる楽曲としての魅力に欠けるかなあ。とりあえず器用な人という印象。
"United States Of Whatever"(ベース+ドラムという編成のジャンク・ロック)
"Sugar Walkin'"(へなちょこファルセットで歌われるディスコ・ロック)
"Fake Depeche Mode Song"(モノマネ・シリーズでは一番良かった)
Time / 佐藤博
72年2ndに1st「スーパーマーケット」から5曲を追加した再発盤。粘っこくて複雑なリズムが特徴的なクロスオーヴァーシティ・ポップス。ちょっと線の細いヴォーカルが曲によっては鈴木茂の「バンド・ワゴン」を思わせる瞬間も。
"バッド・ジャンキー・ブルース"(リトル・フィート系ファンキー・ロック)
"アイランドふぁんたじぃ"(エキゾティックなラグ)
"茜雲の街"(タイム・ファイヴと女性ヴォーカルのコーラス・ハーモニーが気持ち良いレゲエ・ナンバー)
"影に向かって"(ゴスペル・タッチ。沈み込むようなクール&メロウ)
"私の彼氏は200歳"(細野晴臣っぽいオリエンタルなイイ曲)
"For Jun"(メロウなAORっぽく始まって不思議なインストに)