今日聴いたもの

Stop, Look & Listen / Mario Castro-Neves
Celeste再発盤。サンバ・ベースのクロスオーヴァーサウンドに乗って甘い女声ツイン・ヴォーカルで歌われるメロウMOR。ライブラリー音源らしいけど、あんまりそういう風に聞こえない普通に歌物ポップス。曲の途中でテンポ・アップするアレンジが多いんだけど、それがアルバムにただ心地良いだけじゃないメリハリを与えてる感じ。
"Feelings"(ルパン三世系のクロスオーヴァー・フィメール・ポップ)
"Substle Chemistry"(柔らかいエレピに包み込まれるようなアップ・テンポ・チューン)
"Stop, Look & Listen"(ひたすらメロウな歌にアッパーな間奏)
Let Us Never Speak Of It Again / Out Hud
ヘタウマなハイトーン女性Voを全面的にフィーチャー。1stの得体の知れないムードは薄れてかなり整理された感じで、正直言って刺激は弱まった気がするけど、ハウシーなリズムとニューウェイヴ・ファンクなギクシャク感が同居したイイ感じの曲がいくつか。
"It's For You"(牧歌的な歌と対照的なシャープなアレンジ)
"One Life To Leave"(ポストパンク・ハウス)
"2005 A Face Odyssey"(ロマンティックで不穏なダビー・インスト)
ふたりのひとりごと[まさか夫婦の作品集] / 中山千夏佐藤允彦
73年のアルバムのスカイステーション再発盤。ニューロックからMOR、ソウルまで当時のコンテンポラリーな洋楽っぽいアレンジが目立つけど、そんな音をバックにしても決して埋没しない強い個性を持ったヴォーカルがすがすがしい。和製ソフトロッキンな"朝"とグルーヴィーなロック・アレンジに現代詩っぽい歌詞が乗る"望遠鏡"がベスト・トラック。ブルージーな現代歌曲集という趣。