今日聴いたもの

DRAWING / 大貫妙子
小林武史がアレンジを担当した92年盤。アコースティックとエレポップが微妙に入り混じった80年代っぽい音作り。テレビなんかで時々耳にするシングル曲にあまり惹かれなかったせいもあって、90年代以降のアルバムは全然聞いてなかったんだけど、相変わらずの甘く優しい歌声とデリケートなメロディの連続に、あっと言う間にトリコに。言葉の一つ一つがジワリと心に染みるイイ曲ばっかり。普段は苦手な曲調のはずの曲も不思議とイイ。
"White Wolf"(ちょっとジャズ・ロック的なトラッド・ポップ)
"素直になりたい"(ライト・ソウルフルでヨーロピアン)
"哀しみの足音"(バラード。聞いてると泣きそうに)
"What to do 'cause love you"(レゲエっぽいリズム。不思議な雰囲気のAOR
電子戦隊デンジマン テーマ音楽集
80年の音源の再発CD。渡辺宙明が作編曲を手掛けた特撮戦隊ヒーロー物のサントラ。成田賢が歌うピコピコしたディスコ歌謡と劇伴曲。劇伴はディスコやジャズ・ファンクが多くて結構グルーヴィー。隠れた和モノ名盤かも。
"デンジマンのテーマ"(主題歌のインスト版。ヴォコーダー・ディスコ)
"巨大戦艦デンジタイガー"(シンセが大活躍の和製ディスコ。アッパー)
"デンジマンにまかせろ / 成田賢"(コブシを回しまくるヴォーカルとヴォーコーダー・ヴォイスの絡みが最高なディスコ歌謡)
ソングライター・ルネッサンス〜ポリドール・エディション
「若者音楽祭(わかものたちのこんさあと)」っていう副題が付いているんで、ライブ盤かと思ったけど普通のコンピレーションだった。遠藤賢司、乱魔堂、深町純井上陽水小椋佳ブレッド&バターが2曲ずつ。久しぶりに聞いた井上陽水の曲が突出してポップで面白いなあ。"傘がない"って改めて聞くと完全にニューロックだし、"断絶"はマジメな顔で冗談言ってる感じが最高。"カレーライス/遠藤賢司"、"ひたすら/乱魔堂"も、いつ聞いてもイイ曲。あと森下登喜彦+HIS FRIENDS、ラヴ・アップルという人たちが1曲ずつ収録されてるけど、前者の"明日からは"が"スカイパイロット"なサイケ・ポップで面白かった。