今日聴いたもの

Full Circle / Forest
70年2nd。93年に出た「伊藤正則コレクション」というブリティッシュ・ロック再発シリーズの1枚(解説は深民淳)。アシッドとファンタジーが入り混じったブリティッシュ・フォークで、さりげなく凝った展開やアレンジのイイ曲が多い。ブリティッシュ・トラッドを基調とした楽曲に時々顔を覗かせるカントリー・ロック要素もいいアクセントになってる感じ。
"Bluebell Dance"(アコギのストロークにパーカッションのエコーやマンドリンが絡むイイ感じのアシッド・フォーク)
"The Midnight Hanging Of A Run-Away Serf"(フルート入りのフォークは無条件に好き)
"Do Not Walk In The Rain"(サンシャイン・ポップっぽい曲調なんだけど、ドラムレスなんで妙な味わい)
Put A Flavor To Love / Janet Klein & Her Parlor Boys
コケティッシュな歌唱が印象的なウクレレ弾き語りシンガーの02年盤。"アコースティック・スウィング再評価"のムーブメントには完全に乗り遅れてるので、このアルバムもジャンゴ・ラインハルトみたいだなあというような感想しか出てこない。ジャズ・スウィングを中心にラグタイムやハワイアンなど主に戦前の楽曲をカヴァーしたオールドタイミーな楽曲がこれでもかと22曲。そのセピア色な音世界は魅力的だけど、この手の世界にのめり込まされてしまうほどの魔力は感じないなあ。でもロバート・クラムはすごく良かったんでまた別の盤でスウィングにチャレンジしてみよう。ベストトラックはウクレレ弾き語りの"I'm A Whole Lot Wilder Than I Look"とイアン・ウィットコムがヴォーカルを取るヴォードビルな"Fairly On The Clock"。