今日聴いたもの

悲しみのアリア / 石田ゆり
71年のアルバムのVIVID再発。70年代初頭らしい地味なマイナー歌謡が多いけど、爽やかなハイトーン・ヴォイスのせいか、清純な雰囲気が全体を覆っててて、声に癒される感じ。メリー・ホプキンの"悲しき天使"や由紀さおりの"手紙"なんかのカヴァー曲も独特のカラーに染まっててイイ。デビュー・シングルのAB面とアルバム・オリジナル2曲の計4曲の筒美作品を収録。
"悲しみのアリア"(筒美京平。サビのメロディにグッとくるヨーロピアンな哀愁歌謡)
"裸足の天使"(筒美京平。抑え気味のメロディがクール)
"愛は嘘をつけない"(筒美京平。お茶の間テイストな明朗歌謡)
Reggae History A-Z Vol.1
ムーディスク。タイトル通り、スカ、ロックステディ、アーリー・レゲエ、ナイヤビンギと幅広い音をコンパイルしたVarious Artistモノ。前半はあんまりイージー色が強くない典型的ジャマイカンな曲が並んでて、これまでのムーディスク盤とはイメージが違うんで戸惑ったけど、後半になるといかにもな流麗な滑らかな楽曲が並んでホッとした。
"Dub Conference Theme / Mudies's Dub Stars"(ロックステディ・インストをエフェクト処理したダブ)
"God Is Standing By / Earnest Wilson"(オルガン入り清涼レゲエ)
"African Eyes / Jo Jo Bennett & Mudie's All Stars"(清涼オルガンとトランペットの絡みが気持ちイイ)
Blowin' Smoke / Smokey Wilson
「Funky Blues, New Standard」コンピ収録曲が印象的だったんで聞いてみたかった77年作のP-VINE再発。ミディアム・テンポのシャッフル・ビート物が大半を占める、思ったよりオーソドックスなエレキ・ブルース盤だけど、文句ナシに最高なR&Bビートの"Go Go Train"に"I'm Gonna Leave You Baby"、ファズ全開な"Tell Me Baby"、"Straight Up"などカッコイイ曲がいっぱい。