今日聴いたもの

Taking Off & Innes Book Of Records / Neil Innes
77年2ndと79年3rdの2in1。盤起こしみたいで、ブチブチと針音がする。ビートルズ、ウイングス系の楽曲が目立つ、ちょっとコンセプト・アルバムっぽい「Taking Off」は後半にイイ曲が集中。ディスコやレゲエのリズムといったコンテンポラリーな要素が導入された「Book Of Records」は逆に前半に美メロ名曲が並んでる。ラトルズや"Re-Cycle Vinyl Blues"みたいなあからさまなパロディー要素は少ないけど、ハイクオリティーな70'sブリティッシュ・ポップがたくさん聞ける1枚。
"Three Piece Suite"(ツギハギ展開のドラマティック・ポップ)
"La Vie En Rose"(エレピ入りのメロウ・ボッサ)
"Here We Go Again"(ボードヴィル調ブリティッシュ・ポップ in ディスコ)
"All In The Name Of Love"(珍しくトーキング・スタイルで歌うファンキー・ロック)
"Kenny & Liza"(マッカートニー系のフォーク・ロック)
"Etcetetra"(ボッサ・ソフトロック)
魅惑のカクテル・ナイト〜ムード・コーラスをあなたに〜
市川雷蔵主演の時代劇で流れていた、マヒナスターズ(多分)の曲を聞いて以来、一度ちゃんと聞いてみたかったジャンルだったんだけど、ほとんどの曲で聞けるユラユラと妖しいハイトーン・コーラスには、やはりシビレる。60〜70年代の楽曲を中心に80・90年代の曲まで、"ラブユー東京"、"コモエスタ赤坂"等の有名曲を多数収録した初心者に優しい選曲。
"小雨のアムール / 小松おさむとダーク・フェローズ"(米山正夫。エレクトーンがイイ味のムード・ラテン)
"恋ざめ / 山下洋治とムーディ・スターズ"(この盤の中でも随一の突き抜けたコーラス・ワーク。ハワイアン・ムード)
"夜の虫 / 次山さとしとザ・スターアイズ"(浜口庫之助。童謡っぽい男女混声ラテン・ムード)
"意気地なし / 森雄二とサザンクロス"(フックの効いた楽曲と絶妙なコーラスワーク。名曲)