今日聴いたもの

Guero / Beck
05年。全編どこをとってもベックらしいとしか言いようのないルーツ・ミュージックを消化したファンキーなインディ・ロックが並んでて、ヒップホップ・ビートに割り込んでくる"Girl"のアコギ・ブルース・ソロや"Scarecrow"のマウス・ハープ・ソロ、"Black Tambourine"のボ・ディドリー・ビートなど、ハッとさせられる瞬間はいくつかあるんだけど、全体的にはちょっと新鮮味がないかなあ。
The Bravery / The Bravery
05年。ニューロマとネオサイケの中間のような、80'sテイスト満点の音。甲高い耽美ヴォーカルのせいか、すごくキュアーっぽい。コレといった強力な1曲はないんだけど、ジャストなリズムのニューウェイヴ・ファンク"Out Of Time"とか良かった。
Turn It Up / NSM
04年。一聴、シンプルで静謐な、すごくスムーズな耳障りなんだけど、変則的なリズム・トラックやアレンジの端々にオルタナティヴなセンスを感じる奇妙な味のR&B集。面白くてイイ曲多数。ウエスト・ロンドン物。
"Something"(浮遊感のあるミニマル・ファンク)
"Broken"(タイトル通りのブロークン・ビーツが格好良いハーモニー・ソウル)
"Soon Come"(ミニマル・ハウス風のギャルR&B)
"Digital Age"(ドタバタしたリズムとキュートなシンセ。変テコなR&B)
"Tha Fame"(これも変則リズムとスウィートなソウル・ハーモニーのギャップが楽しい)