今日聴いたもの

Scissor Sisters / Scissor Sisters
04年。エレクトクラッシュの文脈で語られてるのをよく見かけたけど、むしろ70年代のグラム・ロックやモダン・ポップへのシンパシーを強く感じる音楽性で、レニー・クラヴィッツみたいに聞こえる瞬間もある。エレポップやディスコっぽい曲もあるんだけどあまりクラブ音楽っぽくなくて、オーソドクスなポップス志向が強そうな感じ。ゲイ・テイストのエレポップ"Comfortable Numb"が突出してイイ曲だなあと思ったら、なんとピンク・フロイドのカヴァー。「The Wall」って余り好きなアルバムじゃなかったんだけど、こんな曲が隠れてたのか。ミュンヘン・ディスコ風の"Tits On The Radio"や"Filthy / Gorgeous"なんかも楽しい。
The Tipping Point / The Roots
04年。やたらとエクスペリメンタルだった前作と比べるとかなりシンプルなヒップ・ホップ。曲のエンディングとか、所々で変な音響が顔を覗かせたりもするけど、R&Bっぽい曲なんかも多くて全体の印象はポップ。ワケの分からないシークレット・トラック(面白い)に前作の面影が。
"Star"(スライ"Everybody Is A Star"と"It's A Shame"モロ使い)
"Guns Are Drawn"(軽快なギター・カッティングが気持ち良いクロスオーヴァー・ヒップホップ)
"Stay Cool"(ジャズロックっぽい)
"Boom!"(性急なリズムの切迫トラック)