今日聴いたもの

Summer Reminiscence / Fruitcake
86年。オランダのフュージョン・グループ。この名前を見ると80年代のFM雑誌を思い出す。当時聞いたことはなかったんだけど、想像していた通りのシャカタク系アーバン・フュージョンで、キラキラしたエレピの音が何ともクリスタル。当時のロックや歌謡曲でもよく聴かれたショボいシンセの音色が時々聞こえて興ざめだけど、コーラスをフィーチャーして、アルバム中でもとりわけシャカタク度が高い"Keep It Up"なんかはかなりドリーミー。
Temper Temper / Temper Temper
91年。帯の惹句の「UKグラウンドビート」と「シカゴ・ハウス・サウンド」というキーワードに反応して購入。聞いてみるとまさにそんなトラックにブラコンっぽい歌メロが乗るクラブ歌謡盤。ちょっとエレクトロ・ファンク的な"Talk Much"やグラウンド・ビートmeetsゴスペル・ソウルな"Happy Days"、いかがわしいムードがイイ感じのハウス歌謡"Sweet As Can Be"など。
Mad Professor Captures Pato Banton
85年。以前聞いた89年の「Recaptures」も良かったけど、UKダブならではの尖った緊迫感があるこの盤ははるかにヤバイ感じ。全ての楽曲にアダプトされてるダブ・パートは当然どれも格好良いんだけど、クールでダルなムード漂う"Mad Professor Captures Pato Banton"や"My Opinion"とか、楽曲自体が良い。あと、ARIWAのコンピで気に入っていた"King Step"の不穏なベース・ラインにはやはりシビれる。