今日聴いたもの

NEXUS-2060 / Capsule
新作。Perfumeの曲ではピチカートっぽさをあまり感じなかったんで、やっと影響が抜けたのかなと思ってたんだけど、ウィスパー・ボイスが乗ると途端にピチカート。60'sサンプリングを多用したボッサでフレンチでハウスなトラックがそれに拍車をかける。でも相変わらずの50年代のパルプフィクションや万博テイストの未来コンセプトがキラキラした名曲揃い。
"A.I.automatic infection"(初期ピチカートっぽいテクノ・ポップ)
"Happy Life Generator"(疾走感があって可愛いポップソング)
Steel Soul / Sapodilla Punch
「フィンガー・スナッピン・ミュージック」という再発シリーズの1枚。60年代後半ならではのR&B寄りのグルーヴィーなイージーリスニング盤で、"Mild And Bitter"や"My Girl"なんかで聞ける、などゲンズブールの「メロディ・ネルソン」とかブロッサム・ディアリーの"I Like London In The Rain"なんかを思わせる太いベースラインが気持ちイイ。全編に渡ってスティール・パンがフィーチャーされてて、アルバムにエキゾチックな彩りを添えているけど、"Hold On I'm Comin'"にフィーチャーされてるソロはやたらとファンキーで独創的。とはいえ、スティール・パンの音色に頼りきった企画物という感じでもなくてバッハがスパニッシュでファンキーになった"Bach To Minor"とか面白いアイデアがあちこちに散りばめられてる。
Soul Gospel
Soul Jazzの新作コンピは、60年代後半から70年代前半のゴスペルがかったソウル/ファンク集。Kim Westonの"Eleanor Rigby"が選曲されてるけど、重たいリズムにキラキラしたストリングスが絡むサイケでフラワーな、全体的にそんな感じの1枚。ゴツい音楽やってそうな印象から、これまで避けていたようなアーティストたちにも興味を抱かされてしまう口当たり良いキャッチーな選曲。
"I Can Go Without You / Dorothy Morrison"(効果音みたいなギターが絶品なミディアム・ソウル)
"Let's Get Together / Bobby bland"(60'sガール・ポップっぽい。流麗なストリングス入り)
"Every Day Will Be Like A Holiday / Sweet Inspiration"(美麗コーラスに絡む無骨なギターがイイ)
"Love Lifted Me / Jessie Dixon"(音だけ聞くと洒脱なファンク・ソウル)
"Pastures Of Plenty / Odetta"(この盤では異色のフォーク・バラッドだけど妙に新鮮)
"Eleanor Rigby / Kim Weston"
"Mama / Esther Marrow"(物悲しいサイケデリック・ソウル)
"Tripping On Your Love / Staple Singers"(グルーヴィーでメロウ)