今日聴いたもの

Acton / The Chang
96年。70年代テイストが濃厚なクロスオーヴァーギターポップっていう感じ。メランコリックな風情が沁みるメロウなシティ・ポップ"ヒコーキ"からファンク・フュージョン風"ワナかも"、スライ〜スガシカオ系の"Woo-Sha-Sha"へ至る8、9、10曲目の流れが良かった。けど昔聞いた"今日の雨はいい雨だ"を超える曲はないかな。
benzoの場合 / benzo
98年。このバンドもメロウなソウルからちょっとアーシーなファンキー・ロックまで、一貫して70年代っぽい音を志向しているグループ。Changに比べるとヴォーカルのアクが強いんで、多少下世話になってももう少しメロディにヒネリや飛躍があってもいいのにと思ってしまう上品な曲が多い。
JAM TRIP ルパン三世 / 石川晶 & カウント・バッファローズ
83年。大野雄二作曲のルパン三世のテーマ曲や劇伴曲を石川晶とカウント・バッファローズがカヴァーしたアルバム。これが70年代後半のアルバムのOJC再発盤と言われても信じてしまいそうな、かなり本格的なジャズ/フュージョン。16ビート曲はちょっとありがちな気もするけど(それでも唐突に4ビートに変わる"スーパーヒーロー"なんかは面白い)、4ビートの曲がかなりイイ。コロムビアCD文庫再発。
"ルパン三世のテーマ"(あのテーマ・メロディが"テイク・ファイヴ"風に)
"恋のたからもの"(クールなジャズ演奏と歌謡曲っぽい哀愁メロディ)
"愛のテーマ"(木管楽器入りのクール・ジャズ)