今日聴いたもの

KING / 忌野清志郎
04年。いくつかのシングル曲を除いては単調なメロディに駄洒落みたいな歌詞が乗ったような冗長な曲ばっかりっていうイメージが強くて、この人のアルバムを積極的に聞く気なんか全然無くなってたんだけど、以前CD屋でコレがかかってるのを聞いたときはシビれた。ピリッと締まったアレンジに、冴えまくってるメロディ・センス。往年のRCファンも納得のソウルフルでロケンローな名曲集。一瞬キヨシローの影響を受けた新人なのかと思ったくらいフレッシュ。
"Baby何もかも"(甘くて熱いソウルバラード)
"玩具(オモチャ)"(グルーヴィーなロックンロール)
"HB・2B・2H"(ゴージャスなグラム・ロック
"虹と共に消えた恋"(バカラッキッシュなメロディのフォーク・ロック)
"ウイルス"(ゴキゲンなラテン・ソウル)
"モグラマン"(ストーンズの"アンダーカヴァー"を思わせるラウド・ロック)
"奇妙な世界"("サラリーマン"系の泣ける曲)
"胸が張り裂けそう"(熱いソウル・ナンバー)
テナン / リアル・フィッシュ
86年。Shi-Shonenに室内楽フュージョンのテイストが加わった感じのインスト・テクノ・ポップ。ハードエッジなリズムと上品なメロディとキュートなシンセのバランス感が独特な戸田誠司の"Bit Walk"、"By Me"や渡辺等のドリーミーなポップ・ナンバー"Belly Roll"、カントリー・ブルースと室内楽が同居した矢口博康の"被写体"など。