今日聴いたもの

Dread In A Babylon / U Roy
76年。ロックステディ〜初期レゲエ曲をダブ処理したトラックに乗って、時に原曲のヴォーカル・トラックと掛け合い、絡み合いながらトースティングするオールド・スクールDJ盤。やっぱりこのちょっと甘くてヤングな声はイイなあ。時々発する奇声にも慣れてきた。
"Runaway Girl"(ビートルズ・メロも飛び出すルーツ系名曲)
"The Great Psalms"(ブルージーなハーモニカと不穏なベースがカッコイイ)
"African Message"(ファズ・ギター入り)
Bob Andy's Dub Book / Bob Andy & Mad Proffesor
89年。ヴォーカル・フレーズの断片が、マッド・プロフェッサー印のエフェクトを施されたロックステディやルーツやラヴァーズ・トラック上を浮遊するダブ・アルバム。ダブものにしてはやたらとグルーヴィーなベース・ラインの"Devastatipon Dub"と"Brothers's Faith Dub"の2曲がとにかく最高だけど、独特なイイ声のヴォーカルをいじり倒した"Mind Jungle Dub"もカッコイイ。
Radio Days (but goodies) / 中島ちあき
99年。ちょっと野宮真貴に通じる、適度に「抜いた」感じのヴォーカルが心地良い。ポップス寄りのフィメール・ニューミュージックに渋谷系ソフト・ロック趣味が加わったような冒頭2曲はウキウキさせてくれるキラキラ・ポップス。後半はメランコリックな曲が増えて、ニューミュージック色が強くなるけど、思い切り歌謡曲側に振れた"Back To Tomorrow"はすごくイイ曲。