今日聴いたもの

The Punk Single Collction / The Dickies
LAのパンク・バンド。78〜80年のシングル・コンピ。カラッと明るいポップ・パンクで何だかスポーティな感じ。ブラック・サバスやムーディ・ブルース、サイモン&ガーファンクルなんかを高速カヴァー。
"Sound Of Silence"
"She Loves Me Not"(ハードコアっぽいロックンロール。ベスト・トラック)
Innocent Bystanders / The Stiffs
こちらはUKバンド。代表曲は網羅してるんだけど、ほとんど未発表ヴァージョンやデモばかりのよく分からない編集盤。でも、性急なビートにちょっと湿り気のあるポップなメロディが乗る、小気味良いロック・ナンバーがいっぱい。79〜81年。
"Kids On The Street"(男泣きパワー・ポップ名曲)
"Goodbye My Love"(これも泣ける)
"Affairs Of The Heart"(レゲエっぽく始まってサビでリズム・チェンジ。カッコイイ)
"Nothing To Lose"(コンパクトでキャッチーなロック・ナンバー)
ミノルフォン・イヤーズ / 山本リンダ
66年から71年のミノルフォン時代のコンピ。当時のトレンドを反映してリズム歌謡やR&B歌謡からムード歌謡っぽい曲までいろいろ歌ってるけどどんな曲もピンク色に染めてしまう独特の過剰な歌唱は相当個性的。ただ、2枚組で全40曲というヴォリュームなんだけど、オッと思う曲はお馴染みの曲がほとんどなのがちょっと残念。「みんなのうた」みたいなノヴェルティ路線はちょっと苦手。
"ミニミニデート"(遠藤実。いびつなキュートが炸裂するR&Bリズム歌謡)
"涙がとまらない"(遠藤実アメリカン・ティーンエイジ・ポップス風)
"ボーイフレンド"(遠藤実。乙女チックぶるーす歌謡。サビの爆発ぶりがすごい)
"帰らなくちゃ"(遠藤実。どこか不気味な乙女チックリズム歌謡)
"恋のバンバン"(ベン・ミラー。ファズるR&B歌謡。名曲)
"フリ・フリ・ファイブ"(遠藤実。一人GS名曲)
"涙は紅く"(筒美京平奥村チヨいしだあゆみっぽいアダルトなR&B歌謡)
"バイバイ・ブルース"(筒美京平。パパヤ・コーラスがイイ感じのアダルト歌謡ポップス)
"水に流すわ"(筒美京平。ツギハギ・テクが冴えるソウル歌謡)
"涙の花束"(筒美京平バロック歌謡ポップス)
"愛のくさり"(遠藤実。これも奥村チヨ系R&B歌謡)
百万人に一人の女 / 桑名正博
92年。ブラコン・テイストのAOR歌謡。宇崎竜童、来生たかお筒美京平といった人たちが起用されてるけど、本人自作の2曲が一番この人の声に合ってる感じ。全曲作詞は阿久悠で、結構どの曲も面白い。
"百万人に一人の女"(桑名正博。ファンキーなAORグルーヴ)
"スターダスト"(筒美京平。セクシャル・ヒーリング/ロンリー・ガール系メロウ歌謡)
"タフガイ"(サニー・コンウェル。スウィンギーなジャズAOR