今日聴いたもの

放送禁止歌 / 山平和彦
以下4枚は「山平和彦BOX」から。これは72年1st。基本はアコギ弾き語りのフォークなんだけど、字余りソングやカントリーやブルース・ルーツのギター・プレイもあまりなくて、むしろ楽曲自体はポストGSのニューロックやプレ・ニューミュージック的な風情を感じる。いくつか収録されてる民謡カヴァーも泥臭くなくて、繊細なギター・プレイやジャジーなベースと相俟ってなんか和製トラッド・フォークっていう感じ。
"放送禁止歌"(四文字熟語だけで出来てる歌詞が面白い)
"春"(ダウナーな内省フォーク)
"お仕置き歌"(アングラな数え歌)
望郷 / 山平和彦
73年。瀬尾一三が参加してアレンジがちょっとポップになった静謐SSW盤。叙情フォーク的な曲も増えてきたきたけど曲によってはアシッド・フォークっぽい。
"風景"(歌詞がユニークな室内楽フォーク)
"秋田甚句"(ソフト・コーラスをフィーチャーしたプログレ・フォーク)
"君が好き"(バンド編成。ほとんどニューミュージック)
"ぼうやの五寸くぎ"(子どもヴォーカルもの。かなり残酷なスプラッター唱歌
ライブ! Disc1 / 山平和彦
74年。ほぼ全曲バンド編成で、ドラムが入るとやはりかなりニューロックっぽい。マイ・ペースというグループがこんな渋い演奏を聞かせる人たちだったとは知らなかった。ボックスの4枚の中では一番好きなアルバム。
"秋田草刈歌"(アシッドな和製トラッド・フォーク)
"叙情飛行"
"チェックの縞馬"(プログレっぽいアシッド・フォーク)
"死んだ太陽"(GSっぽいダウナー・フォーク・ロック)
ライブ! Disc2 / 山平和彦
74年。こちらは弾き語り中心。だけどファーストの張り詰めた雰囲気は薄れてリラックスした内容。
"そういうわけ〜想い出〜わかる"(一発ネタ集。これは日本フォークっぽい雰囲気)
"途中"
"数え歌"(友川かずきっぽい)
The Final Come-Down / Grant Green
映画サントラ。シャフト系サスペンス・ファンクやラテン・ファンクとイージーリスニング的な曲が半々。ウーンあんまり引っかかるところがないなあ。"Past, Present Future"や"Fountain Scene"なんかで聴けるワウ・カッテイングは新鮮だけど。