今日聴いたもの

The Punk Single Collection / Peter & The Test Tube Babies
プレ・ハードコア的な音楽性のUKパンク(Oiパンク?)。パンクばかり好んで聴いていた頃に何曲か聞いたことはあったんだけど、こういうアグレッシヴさもポップさも程々なバンドはどうしても印象に残らなくて。けど、こうしてシングル曲がズラッと並ぶ編集盤で聴けば結構グッ来る曲がチラホラ。
"Run Like Hell"(ギター・リフが格好良いキラー・チューン)
"Wimpeez"(間奏で半音下降するギターがイイ)
"Never Made It"(歌メロにも半音下降を取り入れた哀愁パンク名曲)
"Boozanza"(モリコーネを引用したカウボーイ・パンク)
ザ・ベスト・オブ・ルージュ / ルージュ
75年。冒頭何曲かストーンズT-Rex風のロックンロールやブギーが続いたんで、最後までこういう調子のキャンプなグリッター・ロック満載のアルバムかと思って聞いてたら、中盤あたりからウェスタンやらエレクリカル・パレードやらブルース、歌謡曲やらが入り混じって、なんだかヘンテコな展開に。プロデューサーの加藤和彦のセンスがかなり反映してるのかな。P-VINEニューロックの夜明け」シリーズ。
"不思議な国のお話"(オールディーズっぽいメロディのブギー・ロック)
"夜間水泳"(凝ったアレンジの演劇的モダン・ポップ)
"ミッドナイト・デイト"(ジャジーでブルージーな歌謡ナンバー)
Burning Blue Soul / The The
80年4AD。「インフェクト」に余り馴染めなくて、それ以来敬遠してきてた人なんだけど、これは最高。サイケな覚醒ロックに民族音楽ビートルズなんかを織り交ぜた独創的な音楽性で、90年前後のシューゲイザーやマンチェを先取りしたような雰囲気も。以後のアルバムのようなドスの利いた感じじゃないヘロッとしたヴォーカルもイイ。
"Song Without An Ending"(ファンキーでノイジーなグルーヴィー・サイケ・ロック)
"Like A Sun Risin Thuru My Garden"(ちょっと"Fool's Gold"。エンディングで民族音楽に)
"Out Of Control"(アシッドな覚醒ロック)
"Bugle Boy"(ジョン・レノンみたい)
ジャンプ / マジカル・パワー・マコ
77年。躍動感のある演奏にストレンジなセンスのアレンジが施された不思議なジャズ・ロック/フュージョン・ミュージックで、ちょっとレコメンっぽい。結構ダンサブルな瞬間もあって、クセはあるけどかなりポップな1枚だと思う。HAGAKURE再発盤。
"ザ・ストーリー・オブ・アワ・マスター"(パーカッシヴなジャジー・ロック)
"ギブ・ミー・プレゼント"(泣きのメロディを聞かせるアッパー・バロック・ロック)
"ジャンプ"(変幻自在に展開する長尺プログレ・ハードロック)