今日聴いたもの

ALIVE / ブレッド&バター
96年。69年から92年の代表曲に橋本淳/筒美京平コンビの新曲2曲をプラス。デビュー時のフォーク歌謡曲も悪くないけど、70年代後半から80年代前半にかけてのAORなニューミュージック路線がやはり白眉で、イイ曲を甘い歌声で聞かせる切ない傑作揃い。新曲は90年代筒美京平作品の典型とも言えるブラコン・タッチのポップスだけど、あまりメロディにキレが感じられなくて残念。
"傷だらけの軽井沢"(筒美京平。GSの残り香が漂うマイナー・グルーヴ歌謡
"ピンク・シャドウ"(ティンパンがバックを固めるフォーキー・グルーヴ・クラシック)
"ともしび"(大野雄二。やたらと暗い歌詞が沁みるプレAOR的な哀愁フォーク)
"青い地平線"(筒美京平ポール・モーリア系ヨーロピアン・ディスコ歌謡)
"あの頃のまま"(呉田軽穂。"いちご白書"っぽい歌詞に洗練されたAOR的楽曲)
"トゥナイト愛して"(胸かきむしられるロマンティック・メロウ)
"夢がとぶ"(加藤和彦。"ケアレス・ウィスパー"系ミラ−ボールAOR
"奇蹟のヴィーナス"(ちょっとキリンジっぽい)
Polishin' Up Our Act / Mcfadden & Whitehead
フィリーソウルを代表する二人組のベスト・アルバムのWestside再発盤。王道な流麗フィリーダンサーとスロー・ナンバーが全12曲プラスボーナストラック2曲。とりあえずフィリー流の美メロ・カンフー・ディスコの"Ain't No Stoppin' Us Now"はいつ聴いてもワクワクする。2バージョン収録されてるけど、女声コーラスが華やかな"フィラデルフィア・イーグルス・ヴァージョン"が最高。
"Ain't No Stoppin' Us Now"
"That Let Me Know I'm In Love"(ハニーな女声コーラス入りのムーディー・スロー)
"This Is My Song"(洒脱なアッパー・ディスコ)
"Rhythm Talk"("Ain't No〜"のオケを使用したラップ・ナンバー)