今日聴いたもの

Storm At Sunup / Gino Vannelli
75年。ジャズ・ロック的なクロスオーヴァーサウンドにメロウなメロディを乗せる孤高のプログレッシヴAOR。ひたすらスウィートな歌メロと沈み込むようなシンセの深海サウンド、そして時折爆発する疾走アレンジのギャップが最高。最近のキリンジの作風に近いかも。
"Storm At Sunup"(めくるめく展開の急速ブラジリアン・フュージョン
"Love Me Now"(美メロAOR
"Love Is Night"
"Gettin' High"(クール&メロウ。ベースがカッコイイ)
Mingus / Joni Mitchell
79年。ECMっぽいアンビエントなジャズ演奏をバックにジョニが歌う静謐なジャズ・ヴォーカル・アルバム。「夏草の誘い」みたいなのを期待してたせいか、昔聞いたときは全然分からなかったアルバムだったんだけど、改めて聴くと、とにかく全編を通じてジャコのベースが素晴らしく、隙間の多いアンサンブルにアコギが絡む"God Must Be A Boogie Man"やファンキーなアップ・ナンバー"The Dry Cleaner From Des Moines"(Mingus)など相当良い。
メル / 中里あき子
88年。エレクトロなリズムとシンセ・アレンジがダンサブルなニューミュージッ歌謡盤。イントロがやけにハードエッジでオッと思うんだけど("BOY"のイントロとかかなり凄い)、歌が始まると途端にコンサバなニューミュージックになってガックリ、という曲が多かった。楽曲提供は小坂明子濱田金吾、MILK(この人は知らない)。
ゴブルディーグーク / 川本真琴
01年。ロケンロール2連発に始まり、次第にチャラや岡村靖幸に通じる自由型ソウル・ポップへ、という構成。ポップな"月の缶"や壮大なゴスペル・ポップ"Fragile"など結構良いなと思う曲はあるんだけど、"微熱"がスバラし過ぎて他の曲が霞んでしまう。