今日聴いたもの

Sunlight / Herbie Hancock
78年。ヴォコーダー・ヴォイスで歌ってた頃のアルバム。アープやムーグを駆使したメロウなクロスオーヴァーサウンドヴォコーダーによるソウル・コーラス風ハーモニーの微妙なミスマッチがポップで楽しい異色AOR
"I Thought It Was You"
"Come Running To Me"
"Good Question"(ジャコ参加の疾走ジャズ・ロック)
Qualquer Coisa / Caetano Veloso
75年。同時期の傑作「ジョイア」と地続きのアコースティック楽器主体のシンプルなアレンジのボサ/サンバ・アルバムで、彼岸な雰囲気が漂っていたあの盤に比べると、こちらはビートルズ曲などカヴァーが多く、曲調も多彩で、かなり親しみやすい1枚。カヴァーしてる曲が印象的なメロディを持った曲ばかりなので本人のオリジナルがちょっと影が薄いのが気になるけど。
"A Tua Presenca Morena"(サイケなストリングス入り)
"For No One"(初期AOR的なソフト&メロウ・アレンジ)
Bicho / Caetano Veloso
77年。上の盤の次に出たアルバムで、一転してリズムが強調されて電気楽器を大々的に導入。とはいえ相変わらず靄がかかったような独特のムードは健在で、ファンクな"Odara"や陽気なアフリカン・ビート"Two Naira Fifty Kobo"みたいな曲もどこか内省的な感じ。楽曲は1曲を除いてすべて本人のペンによるもので、ソング・ライティングがかなりキャッチーな志向になってきた感じ。
"Gente"(女声コーラス入りファンキー・ロック。イイ曲)
"Olha O Menino"(ジョルジュ・ベン作のサンバ・ソウル)
"Um Indio"
"O Leaozinho"(ムーグ・シンセが彩りを添える弾き語りナンバー)