今日聴いたもの

MEET / 福冨英明
96年。基本的にはジャケのイメージ通りのソウルっぽいシティ・ポップスなんだけど、いくつかの曲で聴ける華麗なバカラッキッシュ・メロディが最高。ストリングスやホーンをシンセで代用してるためにチープな印象を受けてしまうのが惜しいけど、曲が良いんでそれほど気にならない。
"夢を見ていた日々"(アップテンポなソフト・ロック系ニューミュージック。傑作)
"12inch memories"(歌詞にも「バカラック」が登場)
"太陽のマリンバ"(ラテン・タッチの、これもバカラック系)
Central Heating / Heatwave
78年。シンバルの鳴りが異様に気持ち良いアルバム。アップテンポからスローまでバラエティに富んだ構成で、ベスト盤に収録されてた曲が半分くらいを占めてるけど、他もほとんどハイ・クオリティ。特に、タイトなファンク・ビート上で美メロが炸裂するタイプの曲での、目が覚めるようなメロディのキレは素晴らしい。
"Put The Word Out"(アップ路線のベスト・トラック。本当にシンバルが凄い)
"The Star Of A Story"(幽玄ですらあるメロウ・ナンバー)
Strictly Rhythm's Latin Thang
94年。ハウスを中心に、タイトル通りラテンなテイストのクラブ・トラックを集めたストリクトリー・リズム音源コンピ。昨今のアッパーなラテン・ハウスとは違い、激しいパーカッションや能天気な掛け声といったラテン要素とクールなストイシズムが融合せずに同居していて、ちょっと奇妙な味わい。
"Rumba / Pirates Of Caribbean Vol.3"
"Arriba / Spanish Society Presents "La Soca""
"Bien Chevere / Los Locos"(短いながらも目まぐるしいアレンジ。ベスト・トラック)
RAS. Portraits ARIWA Sounds Presents
RASのコンパイル・シリーズのアリワ編。90年代音源を中心にした全16曲入り。全曲マッド・プロフェッサーがプロデュース。終盤にまとめて収録されてる本人名義のダブ曲はどれもブッ飛んでて最高。アリワのトレードマークである流麗ピアノ入り清涼ラヴァーズは控えめで、意外に80'sルーツやダンスホール系の曲が多い硬派な内容。投売りコーナー常連のマッカBやパト・バントンあたりは次に見かけたらきっと買ってしまいそう。
"Squeeze Me / Macka B"(キラキラ・ダンスホール。クリスマスソングっぽい)
"King Step / Pato Banton"(ギミック満載のダビー・ルーツ)
"One Million Man Dab / Jah Shaka & Mad Professor"(切れ味鋭いルーツ・ダブ)
"Kunte Kinte Jungle / Mad Professor, Doggie Digital & Juggler"(混沌としつつもメロウなジャングル・ダブ)