今日聴いたもの

あなたにめぐり逢えて… / 倉田まり子
79年。ニューミュージックのちょっと手前という感じの歌謡ポップス。この人のキリッとした歌声は割と好きなんで、普通の曲でも結構聞けてしまうんだけど、やはり"HOW! ワンダフル"が突出して良い。改めて聴くと"モンキーズのテーマ"や"ハッピー・トゥギャザー"といった曲に通じるレイト60'sなフレイヴァーを感じる。サビがミュージカルっぽい"いつかあなたの歌が"もイイ曲。
The Psychedelic Years / The McCoys
"Hang On Sloopy"でお馴染みのバンド。68年頃のアルバム音源を編集したOne Way Records盤。1曲目"Faces"なんかは典型的なサイケ・ポップだけど、そういう曲は少なくて、R&B、カントリー・ロック、フォーク・ロック、ジャズとかなり多彩な内容。ブルース・ロックが中心の後半の楽曲群はかなり格好良い。曲自体はかなりオーソドックスなんだけど、どの曲も不思議なアレンジや展開を聞かせる。
"Genesis Through A Window"(複雑に展開するアイデア詰め込み型サイケ・ポップ)
"Union City Waltz"(お洒落オルガン・ジャズがどんどんフリークアウトしていく面白インスト)
"Epilogue"(男女デュエット。クールでサイケなアコースティック・ポップ)
"All Over You"(キャッチーなブルース・ロック。イイ曲)
"Daybreak"(ひねくれブルース・ロック大作)