今日読んだもの

母の発達 / 笙野頼子
妄想ワタクシ小説?母性云々というテーマ性より、笑えない駄洒落やオチのない小噺の暴力的な奔流に圧倒される。執拗に記述される三重県人の県民性の分析が興味深かった。あと最後の方に出てくる妙にマニアックな音楽ネタがポップス・ファンには嬉しいところ。