今日聴いたもの

金井克子 ゴールデン☆ベスト

金井克子 ゴールデン☆ベスト

"他人の関係"以前の、60年代コロムビア時代のシングル集。カヴァーポップスから、ラテンなムード歌謡、リズム歌謡に青春歌謡、ひとりGS系まで、60年代の日本歌謡曲の潮流を俯瞰できる内容で、清純歌唱から粘っこいお色気歌唱へ至る歌声の変遷も面白い。とはいえやっぱり聞いててテンションが上がるのは60年代後半のビート歌謡路線で、中でも圧倒的な疾走感と音圧で迫る"小っちゃな恋の歌"と"ミニ・ミニ・ガール"の存在感は突出している感じ。あと、個人的には桜井順の"二人の虹"やすぎやまこういちの"ノー・モア・ラヴ"といった曲の昭和40年代ならではのモダンでキャッチーなセンスに強く惹かれる。