今日聴いたもの

Out of the Game

Out of the Game

マーク・ロンソンをプロデューサーに迎えた新作。これまでのどちらかというと濃厚でシリアスなイメージからするとやや意外な、肩の力の抜けたポップな楽曲集で、冒頭、ほんのりアーシーなディストーション・ギターが甘酸っぱいメロウギターロック"Out of The Game"が流れ出した瞬間から、なんとも幸せな気持ちに。ファズがうなる三連ピアノパワーポップ"Rashida"に、メロウなAORグルーヴ曲"Barbara"、エレポディスコ+室内楽な"Bitter Tears"など、ちょっとパロディー的な趣向も感じさせるウィットに富んだ曲が次々に飛び出すこの感じ、80年代あたりの屈折した職人ポップス系レコードっぽいかも。