今日聴いたもの

Brand New Wayo: Funk, Fast Times and Nigerian Boogie Badness 1979-1983

ナイジェリアのディスコ／ブギーのComb & Razor編集盤。煌びやかなシック系のギターカッティングディスコやギラギラしたエレクトロ風など、アーバンな曲がズラリと並んでいて、たまに土着な詠唱風メロディーが顔を覗かせたりはするものの、途中からナイジェリアの音源を聞いているということはほとんど忘れてしまう感じ。

ただ、ほのぼのエレクトロ・テイストのハンドクラッピン・ディスコ"I Want To Feel Your Love / Oby Onyioha"や、軽妙洒脱なノスタルジックAOR系トラック"Music Alone / Martha Ulaeto"といった、女性ソロ歌手の曲で聞ける、不安定なヴォーカルには独特の雰囲気があって妙に惹かれる。あと、ミラーボール感あふれる出だしのコーラスフレーズにやられる"Get On Up / Murphy Williams"や、クールなワンコードファンク・パートと華やかなサビ部との切り替えが鮮やかな"Funky Situation / Chris Mba"とか、全体に歌謡テイストのさじ加減が絶妙な曲が多い印象。