今日聴いたもの

Greater Lakes

Greater Lakes

'12年。オハイオのグループなのだそうで、とにかく1曲目の"Eleven A.M."のうつむき加減の繊細ネオアコ振りがめちゃくちゃ刺さった。オルゴール風のピアノにジャカ弾きアコギ、キラキラしたエレキギターのフレーズ、そしてひ弱な歌声。うーん、久しく忘れていたこの感覚、なんだかサラ・レーベルの7インチなど集めていた頃を思い出してしまった。
アルバム後半、マージービート風パワーポップ(ただし)虚弱路線の曲が続く後半はちょっとダレるものの、北欧ギターインストとネオサイケが出会ったような"From Good to Bad"やハウスマーティンズ風の陽性ギターポップ"More Left Out"など、ヴァラエティ豊かな構成の前半の流れは、音楽的に手探り感が強かった80年代のネオアコ〜ギターバンドに通じる佇まいで、懐かしく好ましい印象。