今日聴いたもの

Afro-Beat Soul Sisters: the Lijadu Sisters at Afro

ナイジェリアの姉妹デュオが70年代後半にAfrodisiaというレーベルに残した音源から選曲されたSoul Jazzの編集盤。ズンドコしたリズムに乗って土着的なチャント唱法を聞かせるような、いわゆるアフロ系民族音楽のイメージ通りの曲もあるんだけど、個人的には、ソウルやファンクをちょっとエキゾティックかつパーカッシヴに料理したタイプの曲群に惹かれる。特にアップテンポなガレージアフロビートにヘタウマ風女子ヴォーカルという組み合わせがどこかニューウェイヴっぽい1曲目の"Danger"のスタイリッシュさにはヤラれた。

他に、ソウルマコッサ系の"Come & Dance"やバブルガム感のあるキャッチーな"Cashing In"といったガーリー・アフロファンク、アシッドな轟音ファズギター入りのミニマル民族グルーヴ"Bayi L'ense"に、"Danger"系のポストパンクテイストのズビズバ・ファンク"Not Any Longer"など、どれもボトムを支えるアフロならではの永続リズム感が気持ちイイ。