今日聴いたもの

Limited addiction

Limited addiction

新作。"ヒマワリと星屑"あたりから続くファンキーなシティポップ路線でほぼ全編を固めた、ここ最近の成果の集大成と言えそうな、異様に完成度の高いアルバム。とりあえずは、キラキラしたティーンズ・ディスコ傑作"W.M.A.D"に、オールドスクール・ヒップホップテイストのガーリーR&B歌謡"Don't Be Cruel"、歌詞と歌声のギャップが極限まで達したドライヴ感満点のアダルト・シティポップ"Liar"、「ロリータ」な世界が少女声で歌われる倒錯感にクラクラする"Limited addiction"といった、怒涛のシングル曲群のすごさに改めて圧倒される。
新曲では、初期から続くチアリーディング路線にアーバンディスコを融合した先行シングル曲"Rock you!"がやはり突出して素晴らしく、バニラビーンズと共演した"眩暈"のほのかなマンチェ感もイイ感じ。あと、個人的に印象の薄かった"僕の手紙"もこの流れで聴くと、アイズレーなファズギターがアルバムの雰囲気にうまくハマッていて気持ちイイ。