今日聴いたもの

魔法のメロディ(初回生産限定盤)(2CD)

'11年。前作を試聴した時にあんまりピンとこなくて、そのせいでこの素晴らしい傑作の存在に気付くのがずいぶん遅くなってしまった。アドヴァンテージ・ルーシーやセシル、空気公団といった名前が脳裏に浮かんだりもする甘酸っぱい青春ギターポップ。なんだけど、3人の歌声が次々にスイッチする楽しさとか、2次元キャラを前面に出しつつ息遣いの生々しい歌声とのギャップにときめいたり、すごく独自の個性を感じる瞬間も多々あって。なにより、どの曲にもキュンとくるフックがあって魅力的。

特に気に入ってるのは、アコギとハモンドをフィーチャーした柔らかな耳触りのフォークロックアレンジに乗る美メロにキュンとくる"自転車えくすぷれす"に、快適テンポの疾走ギターポップ"ナタリー"、3人のなかで一番好きな独特の不安定な歌声の持ち主がリードをとるシティポップ風のジャカ弾きギターポップ"放課後黄昏交差点"。