今日聴いたもの

Psychicemotus

Psychicemotus

'65年のImpulse盤。バウンスするベースラインと軽やかなフルートの絡みが最高にクールなモーダルジャズロック"Psychicemotus"に、割と原曲に忠実ながら、殺気立ったドラムがもたらす緊迫感がたまらないサティのカヴァー"First Gymnopedie"と、キラーな変格ジャズが2曲も収録されていてそれだけで大満足。
そのうえ他のオリジナル曲も、なんというか鈴木清順大和屋竺ラインの日活ハードボイルドの劇伴を思わせるスタイリッシュな名演揃いで、寂寥感漂うアーバンブルース"Bamboo Flute Blues"にカサコソ系アヴァンジャズ"Medula Sonata"といったスローコア演奏や、パワフルな新主流派アブストラクトジャズ" Semiocto"など相当カッコイイ。