今日聴いたもの

Masterpieces of Modern Soul Volume 3

Masterpieces of Modern Soul Volume 3

KENT編集、サザンからノーザンまで、60年代から80年代まで、独自のセオリーに基づく幅広い選曲で聞かせる快適ミッドテンポソウル・コンピの第3弾。1曲目の洒脱なブルージー・ラテンソウル"Trying Part 2 / 7 Days Unlimited"の素晴らしさに感激したのもつかの間、そのあと続くひたすらディープで塩辛い流れに、今回は個人的なストライクゾーンから外れ気味の選曲かなとあきらめかけていたところ、タイトゥンアップな跳ね系リズムのメロウファンクソウル"I Don't Play Games / Nightchill"や、ディオンヌっぽいMOR調哀愁ノーザン"The Feeling Is Gone / Rose Battiste"など、だんだんいい感じの展開に。

中盤以降はどれもツボをくすぐられる甲乙つけがたいナイストラックが連発なんだけど、特にお気に入りは、キラキラしたオルガンをフィーチャーした、"ジョリー"にも通じるこみあげAORソウル"If You Got To Love Somebody / Tommy Tate"に、フォーキーなガレージソウル風イントロから流麗なファルセットハーモニーソウルに突入する"Didn't I / Dorando"あたり。で、一通り聴き終えると、前半の流れも含めて、やっぱりこのシリーズのメロウさといなたさのバランスは絶妙なような気がしてくる不思議。