今日聴いたもの

Summer in Malibu / Summer
'76年作。1曲目"New Years Eve -1976"の、きめ細かいアコギカッティングが流れ出した途端、気分は一気にロコAOR。この80年代ネオアコ的なキラメキ感はたまらない。続く"Understanding To The Man"も同様の路線で、こちらはハワイアンAOR特有のキメ部が最高。アルバム全体としてはそれなりにリズムに緩急をつけた展開を見せつつも、ここぞというところではやはり得意のジャカ弾きAORが登場、"Kona Day"や"Love Will Forget"とかかなり気持ちイイ。もともとアナログで所有してたのもあって、以前のサバービア再発は迷って結局買わなかったんだけど、タワーレコード店頭で見かけてついセカンドと一緒に衝動買い。
Weekends On Malibu / Summer
かなり音楽性が変化した感じの'79年2nd。前作のラスト曲に通じるラヴィン・スプーンフルっぽいシャッフルビートポップ"Bring You Back To Me"に、マッカットニー・フォーキーな出だしからファンキーなディスコティーAORに展開する"I Can't Stop Thinking About 'Cha"、そしてメロウグルーヴど真ん中なトワイライト系AOR"I've Been There Too"と続く、冒頭3曲の流れは完璧。その後はカントリーロックやノスタルジック・スウィングモノに、ニューヨーク系ショービズ・ディスコなどが入り乱れて、一本調子と紙一重とはいえアルバムとしては統一感のあった前作に比べて、ずいぶんつかみどころのない内容なんだけど、どの曲もハッとさせられる瞬間があって、なによりそのハーモニーの心地よさでダレずに聞ける。