今日聴いたもの

C'mon / Low
'11年新作。久しぶりにかつてのこのバンドの王道スローテンポが復活した感じ。しかし、冒頭、ベルの音色に和むフォーキーギターロック"Try to Sleep"をはじめ、その耳ざわりひたすらジェントルでピースフルで、やはりこれまでのどの作品にも似ていないのは相変わらず。今にも止まりそうな超スローテンポがたまらない"$20"に"Majesty/Magic"、メロウジャジーなトーンのギターとドリーミーなハーモニーにウットリな切ない美メロトラック"Nightingale"、初期マーキュリーレヴ的な高揚轟音展開を見せる"Nothing But Heart"、そしてメリハリの効いたキャッチーなメロディーの牧歌的フォーク・ロック"Something's Turning Over"と続く、後半の流れが特にすばらしく、21世紀に入ってからの作品ではこれが一番好き。