今日聴いたもの

Day of the Fox + in Flight / Design
'73年3rdと'74年4thのカップリング再発盤。キレのある魅力的なコーラスワークは相変わらず60年代ソフトロック調なんだけど、さすがに音楽性はグッと70年代MOR的なスタイルに変貌、ちょっと初期デヴィッド・ボウイっぽくも聞こえる3rd1曲目の"Nature's Children"をはじめ、結構同時代のUKロックっぽい曲もちらほら。どちらのアルバムもまずはキラーなカヴァー曲が印象的で、パーカッシブなラテンハーモニーポップ風にアレンジされたキャロル・キング"I Feel The Earth Move"に、意表を突かれる不安定女性Voリードで聞かせるスティーリー・ダン"Dirty Work"は、どちらもハッとさせられるナイスな解釈。
他に、3rd収録の、同じくヘロヘロな女性Voメインのジェントル・フォーキーMOR"Can This Be Love"に、ファズがうなる青春ニューロック歌謡風カヴァーの"You'd Better Believe It"、4th収録曲では、クールなラテンロックの"Teach Me How To Fly"に、サビのキュンと来る美メロに胸を締め付けられる室内楽ポップ"After The Rain"といった曲がお気に入り。