今日聴いたもの

TRIP IN HARDCORE / V.A.

'06年。4バンド収録のハードコア・パンク・オムニバス。原爆オナニーズなんていう懐かしい名前に惹かれて買ったんだけど、全く知らなかった日本脳炎というバンドにヤラれた。味わい深いコブシがうなる男気ロックンロールの"OUT SKOOL. PART2"に、活劇っぽいチンピラ感覚がさく裂する爆走轟音ロック"電光石火の色男"、パワーポップ的な甘いメロディーが素敵な歌謡ロックンロール"やけっぱちのALL RIGHT"と、収録されてる3曲すべてがヤバくてキャッチー。慌てて彼らの音源を集めようとしたら、ほぼすべて廃盤みたいで・・・。

他のバンドも、妙に文学的なリフレインが印象的な原爆オナニーズ"窓の外"に、強烈な絶叫轟音ファストロック"バベルの塔 / BAREBONES"とか、夏の蒸し暑さをスカッと吹き飛ばす痛快なロックンロールばかりで最高。

どんなものでも君にかないやしない 岡村靖幸トリビュート / V.A.

'02年。ちょっとマニアックな11組によるトリビュート盤。あんまり好きじゃなかったような人たちも、基本的にどれもイイ曲ばかりなんで楽しく聞けてしまう感じ。ブルージーなギターロック風換骨奪胎アレンジで目まぐるしく聞かせる"どぉなっちゃってんだよ / くるり"に、ヘナチョコな草食系Voが切ない美メロに見事にハマっているメロウ・エレクトロ"ターザン ボーイ / Harco"と続く、ヒップホップ路線の冒頭2曲でまずワクワク。

あとは、ストレートな青春パンクと意外に相性が良くて新鮮な"ラブタンバリン / ニーネ"、奇をてらわない自然なイマドキ風アップデートという意味では一番しっくりきたコケティッシュなフィメールポップの"だいすき / 朝日美穂"、唯一オリジナルに拮抗してるかもと思わせるアッパーなテンションの"ステップUP↑ / BLACK BOTTOM BRASS BAND with Tarzan Boys & Girls"あたりが特にお気に入り。