今日聴いたもの

Colored Music / Colored Music
「渋谷ジャズ維新」というシリーズで再発された、ポストパンクでニューウェイヴィーなアヴァン・ジャズロック・ユニットの'81年盤。コズミック界隈で再評価された浮遊ディスコ"Too Much Money"も最高だけど、個人的には何と言っても1曲目の"Colored Music"に尽きる。腰が動くファンクビートに乗るニューロマ風ヴォーカルにブリストル派っぽい集団コーラス、サンバっぽいブレイクからフリーキーなシンセソロに突入する展開とか、サービス満点でカッコイイ。他に、グラムなロックンロール"Too Much Money"やメロウなNWファンク"Love Hallucination"といったキャッチーなセンスが光る曲がお気に入り。
SAX・HOLIC / 本多俊之
ノスタルジックなビッグバンド・スウィングとクラブ系打ち込みリズム・トラックを融合させた'96年作。doopを思わせる急速スウィンギン・ハウスな"CUT A RUG"と"KISS3"がまずは印象的で、ドラムンなラヴァーズ・ロック"SWEET VACANCES"から、クラブジャズ的なクロスオーヴァー・ファンクにスウィンギンなホーンが絡む"LAST HONEYMOON"と続く、冒頭2曲の切れ味も素晴らしい。他にもラテンやニューオーリンズハードロックなど、一つのコンセプトの元にいろんな要素が詰め込まれていて面白いんだけど、反面、それがフュージョン的な暑苦しさを感じさせる一因になっている気も。