今日聴いたもの

Future Blues / Canned Heat
'70年。「ウッドストック」で聞いた"Going Up The Country"の、その異様な歌声が気になって、いつかちゃんと聞いてみたかったんだけど、なんとなくズルズル聞きそびれていたグループ。ちょっと前にタワレコでやってたBGOフェアで衝動的に大人買いした中の1枚で、有名な宇宙飛行士ジャケのアルバム。浮遊感のあるミニマル・ブギー"My Time Ain't Long"に、ホーンセクション入りのスウィング・ブルース"Skat"、ルーズなピアノブルース"London Blues"など、オーソドックスなブルースロックを異化するAlan WilsonのフニャフニャしたハイトーンVoの曲がどれも最高。60年代のノスタルジック系サイケポップ風の"Shake It And Break It"なんていう異色曲もこの声には妙にハマる。片割れの個性が強すぎて、Bob Hiteのいかにもブルースロッキンなシャウト系ヴォーカルはちょっと影が薄く聞こえるんだけど、しかし、思わず腰が動くラウドな横のりロックンロール"Let's Work Together"とか格好良い。