今日聴いたもの

Those Shocking Shaking Days - Indonesian Hard, Psychedelic, Progressive Rock & Funk 1970-1978 / V.A.
Stones Throw傘下のNow Againから出たインドネシアの70年代ニューロック編集盤。まさにタイトルどおりハード、サイケ、プログレ、ファンクが同居した1枚で、とりあえず冒頭のロック賛歌"Haai / Panbers"が、レアグルーヴなファンキー・ビートとツェッペリン系の70年代ハードロックが絶妙に融合した、まさにこのコンピの音楽性を象徴するような名演で最高。
個人的なハイライトは、まったりした民族サイケ"That Shocking Shaking Day / Ivo’s Group"あたりからの中盤の流れで、嵐のSEやこっけいな叫び入りの壮大ニューロック"Didunia Yang Lain / Ariesta Birawa Group"、ラグでメロウなタッチが小粋なファンキーロック"Jeritan Cinta / Terenchem"、クラシックス4がスペーシーにトリップしたようなムーグロック"Candle Light / Benny Soebardja and Lizard"、サビの不意打ちのような絶叫コーラスのインパクトが大な哀愁歌謡ロック"Mobil Tua / Koes Plus"と次々飛び出すキラー曲にやられる。他に、アホなコール&レスポンスで始まるJB風ファンク"Shake Me / Aka"や、のびやかな集団ヴォーカルに和むゆったりサイケグルーヴ"Pemain Bola / Rasela"なんかもお気に入り。