今日聴いたもの

Listen ! / Gary Lewis
'67年のソロ名義作で、冒頭を飾るゴードン=ボナー作品"Jill"をはじめ、ジャック・ニッチェによるペット・サウンズ・アレンジが全編をグルーミーに覆うソフトロック・アルバム。正直、突き抜けたキラートラックはないような気もするけど、"Small Talk"や"Reason To Believe"などカヴァーがどれもイイ感じで、特に"Six O’Clock"は、ラヴィン・スプーンフルビーチボーイズの意外な距離の近さに気付かせてくれる秀逸な1曲。Now Sounds再発盤
Twinn Connexion / Twinn Connexion
モンタナの双子兄弟デュオの'68年アルバムに未発表曲などを追加した、こちらもNow Sounds再発盤。甘酸っぱい歌声とメロディーにいきなり引き込まれる1曲目の"Sixth Avenue Stroll"から、ラストの架空ノスタルジック・ポップ"Oh What A Lovely Day"まで、ハーパース・ビザールモンキーズの出会いとでもいうべき洒脱なバブルガム・ビートポップが連発される1枚。ここでもカヴァーされてる"Turn Down Day"や"Foolin' Around"を手がけたJerry Keller=Dave Blumeというソングライターチーム作品で固められているんだけど、ノーブルな室内楽バブルガムポップ"Dilemna"に、転がるピアノがヒップなグルーヴィー・ポップ"Young And Free"とか、さすがに高水準な楽曲揃い。