今日聴いたもの

Eco De Sombras / Susana Baca
'00年。少し前に聞いた'02年盤「Espiritu Vivo」にハマって、その後amazonで適当に物色した中の1枚。「Espiritu Vivo」のようなフリーキーで不穏な雰囲気は控え目ながら、こちらも相変わらず独得の官能ダウナーな歌世界にエキゾティックなアフロ・フォルクローレ歌謡の数々に引き込まれる。全曲いい感じではあるんだけど、中でも"Valentin"や"Golpe E' Tierra"といったチンピラ男性コーラスをフィーチャーした曲のアメリカン・クラーベ歌謡な雰囲気、ヴィオラの使い方とかどこかヴェルヴェッツっぽい"Panalivio/Zancudito"、アブストラクトでジャジーなラテンフォーキー曲"Reina Mortal"などが個人的なハイライト。
Travesias / Susana Baca
'06年。1曲目の室内楽フォーキーな"Viento del Olvido"やカフェーなボサ曲"Pensamiento"といった、これまで聞いたアルバムにはなかった気がする陽だまり感が印象的なアルバム。とはいえより強く惹かれるのはやはりダウナー路線の楽曲群で、特に気に入っているのは、日本の子守唄っぽい"Una Copla me ha Cantado"に、アシッドフォーク的な高揚展開を見せる"Merei Bon Dieu"、クールなジャジーフォーキー歌謡"Volcano"、ドローンなトラッドフォーキー曲"Palomita Ingrata"。