今日聴いたもの

歌謡今昔物語 / V.A.
'05年。大西ユカリの次に渚ゆう子奥村チヨの次に渚ようこ、という風に、昭和40年代のヒット曲と昭和歌謡リバイバル組の音源が交互に並べられたコンピレーション。この一見、合いそうで合わなそうな選曲が意外にスムーズな耳ざわりで、むしろ、それぞれが次の曲の良さを引き立てているような理想的な選曲マジックを堪能できる感じ。渚ようこの"ニュー・トーキョー"とかオリジナルアルバムで聞いたときよりかなり鮮烈に聞こえる。初聴曲では"損と嘘"にも通じるグルーヴィーファンキー歌謡の"雨宿り / 倉橋ヨエコ"と独得のアクの強いキューティヴォイスにクラクラくるゴージャスなラテン歌謡"ピーナッツ・バター / 淀川乱子"が特にお気に入り。オリジナル昭和歌謡では、ジワジワとファンキーなジャパネスク歌謡の"京都慕情 / 渚ゆう子"とゴスペル風味の哀愁R&B歌謡"恋の十字路 / 欧陽菲菲"に改めてグッときた。