今日聴いたもの

原田糸子&響かおる シングルコレクション / 原田糸子,響かおる
60'sキューティ・ポップ・コレクションや昭和ガールズ歌謡レアシングルコレクションで小出しに紹介されてきた二人のスプリット・シングル集。原田糸子は既発コンピに収録のひとりGS調の曲はむしろ異色で、世界の都市に材を取ったちょっとエキゾチックなリズム歌謡やムード歌謡が中心。清純な歌声が耳を引くもののいかんせん地味な曲が多くて、やはり米山正夫のジャパネスクGS歌謡"ヘイジー・ポート・ナガサキ"を超える曲はない感じ。
逆にひとりGS路線を追求していた響かおるは、イカシた曲が多いんだけど、キラー曲はほぼキューティ・ポップ・コレクションに収録されていて、とりあえずそれらを最新リマスターで聞けるというメリットしかないかと思いきや、最後に"スキン・シップ ホールド・シップ フレンド・シップ"という爆弾トラックが。これがインストラクターのエコーかかりすぎな掛け声にしびれるお茶の間グルーヴ歌謡で、つい何度もリピートしてしまうなんとも言えない魔力のある傑作。